2007年08月10日

鋼の錬金術師 17 (ガンガンコミックス) |荒川 弘

鋼の錬金術師 17 (ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 17 (ガンガンコミックス)
荒川 弘
スクウェア・エニックス
発売日 2007-08-11


熱く激しい氷の女王様の物語 2007-07-27 17巻の中心は、オリヴィエ・ミラ・アームストロング少将である。
ブリッグズの北壁・氷の女王の名に相応しく、カリスマ性にあふれるが、理知的で冷たい性格である。
だが実力者を側近として重用する等政治能力があり、基本的にはフェアな気質である。
これは16巻でブリッグズ要塞を統べる女将軍として、全員が敬礼する中、マイルズ少佐を補佐官として使い続ける意向を公言する点からも、その一端が伺える。
また「この城の者は一枚岩だ。少将の人を見る目を信じろ。」とバッカニア大尉の言葉からも、部下からの人望の厚さが伺える。

17巻ではホムンクルス・スロウスの正体が明らかになる。
ブリッグズ要塞に乱入直後、絶妙のタイミングでレイブン中将達が訪れる中、地下より動向を窺っている最後のホムンクルスの伏線が示される。
そして、このホムンクルス(18巻で明らかになる)により、地下トンネル探索隊の大半が命を落とす。
彼らの死を「止むなき犠牲」と切り捨てるレイブン中将をオリヴィエが断罪するシーンは圧巻だ。一見単なるセクハラに腹を立てて、の蛮行に見えるが、その奥に隠された事情は深い。

尚この場面にはエド達は居合わせない。
少年に見せてはいけないものだという、作者の良心が感じられる。

アームストロング少将は、特に好き嫌いの分かれるキャラクターだと思うが、個人的には、彼女にぜひ未来のアメストリス国を統べて貰いたい。

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posted by raider at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | トップセラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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